入園、進級おめでとうございます
小松 瞳
「育てたように子は育つ」(相田みつを) 結局は、子どもは、育てたように育っていく、育ってくれる。そう信じられる親になりたい、大人になりたいと思う。親が子どもの心をしっているよりも、子どもは親の気持ちをずっとよく知っている。
新入園児も進級園児も大人も、どんなことであれ「初めてのこと」「新しいこと」には、不安や心配が付き物です。でも親が不安や心配ばかりしていると、子どもも不安や心配ばかりするようになってしまします。「頑張ってみる」「やってみよう」という「意欲」まで消えてしまうかもしれません。今までご家庭で愛情をもって育てられたお子さんですから、「大丈夫」と信じて待つ気持ちも大切なことです。
園に行くのが嫌だと泣き、またお友だちと遊ばない我が子を見て不安になることもあるでしょう。子ども達は自分のペースで新しい環境に慣れていくものですので、ゆっくりとした気持ちで、我が子を信じて見守ってほしいのです。ただ、見守るだけでは育ちませんので注意して下さいね。お子さんの状況をしっかり受け止め、お子さんにどうなってほしいのか、親としてどうしたいのかをしっかり持っていることが大切です。押しつけや、強制ではありません。子どもは「育てたように育つ」のです。そしてもう一つ、これから成長と共に社会生活を余儀なくされる世の中に、飛び立つときに困らないような、協調性や状況判断の力はどうなのかと、幼稚園生活をスタートした時点で考えていくことが大切なことです。
とはいえ子育てはお子さんも親も「初めてに遭遇すること」がたくさんです。幼稚園生活が2年目であろうと、3年目であろうと心配や不安は訪れます。初めての経験を繰り返していくことが、人の成長に繋がるとわかっていても緊張感やならば避けて通りたいという気持ちは誰しもあることです。
自分だけではありません。
迷った時また困ったと思ったときや気になることがあるときは、いつでもおっしゃってください。また振り返った時、よかったのだろうか・・・あのときこう言えばよかったのか・・・と後悔の気持ちになった時もご相談下さい。
一年間どうぞよろしくお願い致します。